不妊と免疫力の関係性を知ろう!
2018年12月28日
不妊の裏には、さまざまな要因が複合して関連しているケースも少なくありません。
「排卵因子」や「卵管因子」「子宮因子」などは、耳にする機会も多いですよね。
実はこうした不妊症の原因となる要因に、「免疫因子」が含まれることをご存知ですか?
なぜ人間の免疫力が妊娠力に関係するのか、仕組みについて解説していきます。
免疫力のバランスの乱れが、妊娠を妨げているかもしれません
人間には、体内で発生したがん細胞や、体外から侵入してきたウイルスや細菌と戦うための、免疫機能が備わっています。
この免疫機能が備わっていることで、私たちは健康的な生活を送ることができます。
しかしさまざまな原因で免疫力のバランスが乱れてしまうと、本来は攻撃するべきではない対象に対しても、働いてしまうことがあります。
妊娠が成立するためには、精子と卵子が出会う必要がありますが、女性の体の免疫機能が「誤作動」を起こし、精子を「異物」とみなせば受精そのものが難しくなってしまいます。
本来は攻撃対象ではないものに対して、免疫機能が反応を示してしまうのは、いわゆるアレルギー症状と同じ仕組みだと考えられています。
免疫力のバランスを整えることが、受精をサポートするための手段となります。
免疫力が下がると体温もダウン
人間にとって必要不可欠な免疫力。
実はこの免疫力が下がってしまうと、人間の体温も下がってしまう傾向があると言われています。
体温が低くなると、妊娠率は下がってしまいます。
この体温の低下は、自分自身では気づかない内に起きているケースも多く、特に注意が必要です。
36.2度以下の体温が続くときには、低体温が疑われます。
免疫力が下がっていないかどうかについても、チェックしてみてください。
ホルモンバランスの乱れを引き起こすことも
免疫力が低下しているときには、女性のホルモンバランスも乱れがちです。
妊娠成立のために、女性ホルモンの働きは欠かせないもの。
このバランスが乱れることで、排卵や受精、着床などの働きがうまくいかなくなってしまうことがあります。
不妊症になる可能性や流産率をアップさせてしまう可能性もあるので、こちらも注意しておきましょう。
まとめ
「免疫力アップ」と聞くと、「日々の健康を守るために行うもの」という認識を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに免疫力を高めれば、毎日生き生きと過ごすことができます。
精神面でも良い作用を期待できそうですね。
しかし免疫力と不妊の関係性は、それだけにとどまりません。
免疫バランスの乱れや免疫力の低下が不妊の原因につながってしまう可能性もあるということを、頭に入れておきましょう。
免疫力で健康的な生活をサポートすることが、不妊の予防にもつながるかもしれません。
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